高市早苗氏もファン?ドラム・ヒーロー【コージー・パウエル】とは?

重厚なビートと圧倒的な存在感で、ロック史に名を刻んだドラマー:コージー・パウエル(Cozy Powell)


その力強いドラミングは、レインボーやブラック・サバスなど数々の名バンドを支え、多くのミュージシャンに影響を与えました。

実は、高市早苗氏も、ラジオ番組「BABYMETALのメタラジ!」で「コージー・パウエルがムチャクチャ好きで」と語ったことでも話題に。

今回は、そんな伝説のドラマーの軌跡を分かりやすく紹介します。

概要(基本情報)

項目内容
本名Colin Trevor Flooks
愛称 / ステージ名Cozy Powell(「Cozy」はジャズ・ドラマー Cozy Cole にちなむ)
生年月日1947年12月29日
出生地イングランド、グロスターシャー州サイレンセスター(Cirencester)
死没1998年4月5日(事故による交通死亡)
活動ジャンルハードロック、ヘヴィメタル、プログレッシブ・ロック、ブルースロック、フュージョンなど多様
活動期間約1964年~1998年

生い立ちと初期

幼少期・ドラムとの出会い

コージーは養子として育てられ、生みの親とは会ったことがないと言われています。

12歳ごろから学校のオーケストラでドラムを演奏し始め、独学でドラムを叩きながら耳で音楽を学んでいきました。

バンド活動の始まり

若い頃は “The Corals” や “The Sorcerers” といったバンドで活動。

やがて「Youngblood」「Ace Kefford Stand」などを経て、セッションやレコーディング活動でも名前をあげていきます。

セッション・ワークとソロのきっかけ

ミッキー・モスト (Mickie Most) のプロデュースでセッションに参加し、「Dance With The Devil」というソロ名義のインストゥルメンタル曲が英国チャート入りするなど、ドラマーとしてだけでなくアーティストとしても認知されるようになります。


バンド参加とキャリアのハイライト

コージー・パウエルは、多くの著名バンドやアーティストと共演・所属してきました。以下はその代表的なものと彼の役割です。

バンド / アーティスト参加時期・特徴コメント
The Jeff Beck Group初期~1970年代代表作「Jeff Beck Group」「Rough and Ready」に参加。
Rainbow1970年代後半リッチー・ブラックモア率いるバンドで、派手なロック/メタルサウンドに力強いドラミングを加える。
Michael Schenker Group (MSG)1980年代元UFOのギタリスト、マイケル・シェンカーのプロジェクトでドラムを担当。
Whitesnake1980年代ハードロック/メタル志向のサウンドで、彼の豪快なドラミングがバンドに厚みを加える。
Emerson, Lake & Powell1980年代通常の「ELP (Emerson, Lake & Palmer)」に代わって組まれたプロジェクト。コージーはこの三人編成でドラムを担った。
Black Sabbath1980年代後半〜1990年代重厚なメタルサウンドを支えるドラマーとして、アルバム「Headless Cross」「Tyr」などに参加。
Brian May(ソロ/共演)1990年代クイーンのギタリスト、ブライアン・メイとの共演やアルバム参加。
その他Gary Moore、Peter Green、Suzi Quatro、Thin Lizzy など多数幅広いアーティストとコラボレーション。
新堂日章
新堂日章

自分は幸運な事に89年のサバス(新宿厚生年金会館)と93年のB・メイ(東京ベイNKホール)の2回、生でコージーを観る機会に恵まれました👍

ソロ作品・アルバム

コージーはバンド参加のほか、自身の名義でソロアルバムも発表しています。
代表作には以下があります:

  • Over the Top
  • Tilt(日本では “Thunder Storm” のタイトルで出されることも)
  • Octopuss
  • The Drums Are Back
  • Especially For You(亡くなった後に発表)

これらの作品では、インストゥルメンタル曲やドラマーとしての自己表現が前面に出されています。


スタイル・演奏の特徴と影響

  • パワフルな打撃
     コージー・パウエルは「重厚でパワフルなドラミング」によって知られ、ロック・メタルの世界で「豪快なビート」を叩き出すドラマー像の代表格でした。
  • 多様なジャンル適応力
     堅牢なロック/メタルから、プログレッシブな曲・フュージョン的要素、さらにはオーケストラ風のアレンジを伴う曲まで対応できる柔軟性を持っていました。
  • ドラムソロと独自の演目
     ライブではドラムソロを披露することも多く、たとえば「633 Squadron(英国の映画主題曲)」「1812序曲」などを取り入れてドラミングを展開することもありました。
  • 影響力と評価
     多くの後進ドラマーにとっての指標となり、ロック/メタル界では伝説的存在とされています。参加アルバム数は60枚以上(参加・協力含む)とも言われています。

最期・死とその後

  • 事故による死
     1998年4月5日、イングランドの高速道路(M4)付近で交通事故により亡くなりました。
  • 追悼・トリビュート
     ・日本ではドラマー・樋口宗孝(Loudness)が中心となってトリビュート・アルバム『Cozy Powell Forever』が制作され、多くの日本のロック/メタル・ミュージシャンが参加しました。
     ・サイレンセスター(生誕地)には記念のプレート(“Blue Plaque”)が設置され、ブライアン・メイらが除幕式に参加しています。
  • 遺作や未発表音源
     亡くなる直前まで録音を行っており、未発表トラックやドラム音源が遺されているという報告もあります。

なぜ彼は特別なのか

コージー・パウエルは、ただ単に「上手いドラマー」以上の存在です。以下の点が、彼の特別さを物語っています。

  1. ジャンルを超える演奏力
     ロックからプログレ、フュージョン、メタルにまで柔軟にこなしたその対応力は、幅広い音楽愛好家にも訴えかけます。
  2. ステージでの存在感
     彼のドラミングは、聴き手に衝撃を与えるような力強さと自在さがあり、ライブ体験を強く印象づけるものでした。
  3. 膨大なコラボレーション歴
     多くの著名ミュージシャンやバンドと仕事をしたことで、その名は音楽界に深く刻まれています。
  4. 影響の継承
     彼のスタイルや精神は、後進のロック・ドラマーたちにとっての道標となり、今なお語り継がれています。

🎵 まとめ

ロックの黄金期を支えたドラマー、コージー・パウエル。
そのエネルギッシュで精密なプレイは、今なお多くの音楽ファンを魅了し続けています。
そして、政治という異なる世界に身を置く高市早苗氏までもが心を動かされたという事実は、
「音楽の力が時代も立場も越えて人を結ぶ」ことを静かに物語っています。
彼のドラムが刻んだリズムは、世代を超えて、私たちの胸の奥で今も鳴り響いているのです。

高市早苗氏(サナメタル)が出演された「BABYMETALのメタラジ!」はコチラ↓

ヴェリー・ベスト・オブ・コージー・パウエル
2013 Limited Japanese pressing. Warner.

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