犯人 タイラー・ロビンソン容疑者について
以下が現時点で明らかになっている点です:
項目 | 内容 |
---|---|
年齢 | 22歳。 |
居住地 | ユタ州セントジョージ(St. George, Utah)近辺。 |
学歴・職業 | ユタ州立大学(Utah State University)に 2021年に1学期だけ在籍。現在はユタ州の技術系学校(Dixie Technical College)の電気見習いプログラムで学んでいた。ユタ・バレー大学には所属していない。 |
犯行動機・経緯 | 正確な動機はまだ公には確定されていない。報道によると、ロビンソン氏は最近、政治的により活発になっていたという。事件後、家族の一人に「自分がやった」というような暗示または告白をしたともされ、これが捜査の手がかりになった。 |
逮捕のプロセス | – 警察が公開した捜査用画像(監視カメラ映像など)を見た父親が息子=ロビンソンであると認識。 – 父親が息子に自首するよう促し、ユース・パスター(教会関係者)を介して説得。 – また、Discord(チャットアプリ)でのメッセージの中に、「ライフルをドロップポイントから受け取る」などといった発言があり、それが捜査の証拠となった。 |
起訴見込みの罪状 | 殺人(aggravated murder)、重傷を引き起こす銃器使用(firearm discharge causing serious bodily injury)、そして司法妨害(obstruction of justice)など。 |
保釈の有無 | 保釈なしで拘留中。 |
概要:事件の内容
- 日付・場所:2025年9月10日、アメリカ・ユタ州オレム(Orem, Utah)、ユタ・バレー大学(Utah Valley University)のキャンパスで開催されていた「The American Comeback Tour」(Turning Point USA主催)のイベント中。
- 被害者:保守派活動家、メディアパーソナリティの チャーリー・カーク(Charlie Kirk)氏がステージ上で話していた最中、首を撃たれて死亡。
- 発射地点:大学の建物の屋上(Losee Center など)から、ステージから約200ヤード(約182メートル)離れた位置から発射されたとみられている。
- 弾の銃器:.30-06 ボルトアクションライフル(bolt-action rifle)が使われた。
- 弾丸・薬莢に刻まれたメッセージ:逮捕後、使われた弾の薬莢などに、「Bella Ciao」などの政治性・社会性のある文言や、反ファシズム、あるいは差別的な表現が刻まれていたものがあったという報告あり。
未確定・今後の焦点
現段階でまだはっきりしていない点、調査が行われている点も以下の通りです:
- 動機の完全な解明:なぜカーク氏を狙ったのか、どういう思想・感情の経緯があったのか、計画性の有無、他者との共謀の可能性など。報道では「政治的に活発になっていた」「カークに対して嫌悪を持っていた会話があった」などがあるものの、確証は不十分。
- 証拠の詳細:どこから発砲されたか(正確な位置、角度)、使用された武器の調査、弾丸・薬莢の刻印の意味、およびそれらが動機や計画性を立証するかどうか。
- 裁判・起訴の進行:起訴書の提出日程、裁判がいつ始まるか、被告側の弁護内容など。
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