遥子と達郎が互いを求め合って以来、二人は週末の夜になると遥子が当時、住んでいた代々木上原のマンションにて逢瀬を重ねる様になった。
注:ここから先は子供は読んじゃ駄目
達郎の顔に跨りながらペニスを頬張る遥子。
「ん、ん、ぅんん、ん、んんぅん、んぁぁ!」
達郎の舌技に蕩けそうになりながらも必死にフェラチオを続ける。
だが我慢の限界であった。
「達郎さん、私……もう…」
「なら上に乗るんだ」
「はい」
一度達郎から離れ騎乗位の体制で交わる。
「ほら、もっと足を開くんだ」
「はい………」
いわゆるM字開脚の体勢にされる。
「よく見えるぞ」
「嫌ぁ……」
明かりが灯ったままの部屋で結合部分を凝視され恥ずかしがる遥子。だが身体は自然と快楽を求める様に上下運動を繰り返す。
やがて達郎が身体を起こし対面座位で愛し合う二人。
更に正常位、松葉崩しと体位を変えると最後はバックで遥子を激しく攻める。
パン!パン!と肉体が激しくぶつかり合う音が響く室内。
「あぁぁっ!駄目ぇ!壊れちゃう!!」
「そう言いながら自分でも腰を振ってるじゃないか」
「いやぁ!言わないでっ!」
「イヤらしい女だ!」
スパンキングを始める達郎。
「あん!あん!あん!あん!あぁん!」
叩かれる度に雌犬の様に鳴く遥子。
そして赤く腫れ上がった遥子のヒップを鷲掴みにしながらスパートをかける達郎。
「おぉっ!もう駄目だ!イ、イクぞ!!」
「あぁっ!きっ来てっ!来てぇっ!…んっ…んんっ、ああぁぁぁあっ!!」
遥子の中で激しい噴火が起こり脈打ちながら奥の奥へと白いマグマが注ぎ込まれる。
「あぁ…ん…あ、熱い……」
この日は遥子の生理予定日の1週間前。
精魂付き果てた様にうつぶせに倒れ込む遥子。
その上から遥子の横顔に優しくキスをする達郎。
すると遥子は唇へとキスをせがむ様に無理に首を上に傾け達郎の首に腕を廻した。
これより先は子供解禁
「なあ遥子。僕と一緒になる気は無いか?」
「えっ?」
ベッドの中で背中越しに抱き締められながら唐突に問われ返答に困る。
「重婚は罪ですよ」
「前にも言ったろう。女房とはもう冷えきってると。実は本気で離婚を考えているんだ」
「そんな話、今されても………」
「これも前に言ったが僕は子供が欲しいんだ。だが女房はどうゆう訳か子供を欲しがらない」
深い関係になる前からその話は聞いていた。達郎は家族を持ちたくて結婚したものの結婚後、妻は何故か子供を作る事を拒否。
根気良く待ち続けていたが妻の気持ちが変わらない事に嫌気がさし愛情も冷めてしまったと。
「遥子。君は子供を産みたいとは思わないか?」
「それは………私も女に生まれてきた訳ですから」
「そうだろ!それが自然という物だ!」
「ですが、それは個人の自由だとも思います」
「理屈では判る。だが僕は家族が欲しくて結婚したんだ。子供が要らないとゆうなら結婚する意味が無いじゃないか!」
「それは私にでは無く奥様と相談なさって下さいませんか」
「もう何度も話し合ったさ。女房の事はもういい。遥子、本気で考えてくれないか?君はパートナーとしても僕の理想なんだ。どうか君に僕の子供を産んで貰いたい!」
遥子は沈黙してしまった。
達郎の言葉は額面通りに受け止めればプロポーズである。
だが普通に考えたら既婚男性が未婚女性にプロポーズなど非常識だし第一失礼だ。
しかし、気持ちとしては達郎の言葉に何処かときめいてしまっている自分自身に遥子は自己嫌悪にも似た感情を抱いてしまっていた。
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