先ずは本題に入る前に、こちらの映像をお楽しみ下さいヨロシク
〇矢沢永吉さんに謝りたい事〇 by 古舘伊知郎
中々、興味深いお話しだと思いますが今回は動画の前半2:58辺りから古舘氏が言ってる
「なんでビッグなアーティストはNY、LD、LAでレコーディングするんですか?下北沢じゃダメですか?」
に焦点を当てたいと思いまして
実は同じ様な事を疑問に思ってる人達って結構、多いと思うんだけど
僭越ながら全然ビッグじゃ無いオレが、この疑問にお答えしたいと思いますヨロシク(笑)
何故、日本人アーティストは海外でレコーディングをしたがるのか?
簡単です。
日本でレコーディングするより
海外でレコーディングした方がメリットが多いからです。
では、そのメリットを具体的に挙げていこうと思いますが
先ず、日本のスタジオは
設備等に関しては世界一と言っても良い程、充実しているそうなんですが
同時にスタジオ使用料も世界一高額なんだそうな。
1曲位なら2、3日で済むかもしれないけど
フル・アルバム制作となると普通でも1ヶ月以上、
時には数か月、掛かる事も有るので
そうなると渡航費、滞在費を含めても海外でレコーディングした方が
結局は安上がりで済むらしいです。
それにアメリカやイギリスは当然ロックの本場な訳で
現地には腕利きミュージシャンやエンジニアがゴマンと居るし
そんな海外勢に仕事を頼むにしても、わざわざ日本に来て貰うより
日本のアーティスト側が現地に行った方が諸々効率的だし
しかも、永ちゃんが、この時、夜ヒットに出演した当時は
円高ドル安のバブル絶頂期。
後はもう言うまでも無いよね。
それから、これは一概に一括りには出来ないかもだけど
例えばニューヨークだったらジャジィやファンキーな
ロンドンならブリティッシュ・ロック風な
LAならウェスト・コースト・サウンドを意識した音作りを狙ったと
普通なら、そういった明確な目的が有って、その国、地域を選ぶし
また、それを公表する事で
リスナーに作品のイメージを伝える事も可能だったりする等
プロでも無いオレでも、これだけメリットを羅列出来るんだから
実際に海外に行ってるプロからしたら
他にも当人しか実感出来ないメリットが色々有るんじゃないかな?
序に
これはマニアックな話になっちゃうんだけど
日本と欧米は電力事情がチョット違って
マーシャルやブギーの様な海外製のギター・アンプは
日本のスタジオで使うより欧米のスタジオで使った方が
遥かにパワフルで良い音が出るんだとか。
この点だけでもバンド系のアーティストが
海外でレコーディングしたくなるのは
個人的に、その気持ち、よく解ります。
最後に
昔、あるバラエティー番組で
今回のテーマが話題に上って
某ベテラン歌手が
「日本は湿気が多いから音が篭ってしまうので海外のカラッとした気候でレコーディングした方が良い」
みたいな事を言って他の出演者達を納得させてたんですが
オレは、それを観ながら
「この人、エアコンも無い様な所でレコーディングするの?」
と首を傾げてしまいました(笑)
