走り出す永悟の前にAが立ち塞がる。
「おめぇの相手は俺なんだよ!」
大きなモーションで永悟を殴ろうとするA。
だが永悟はそれを左腕でブロックし、反射的に右の拳を繰り出した。
Aの左上顎を捕らえAが尻餅を着く。
直後にDが蹴りを入れてきた。
身構える永悟。だが喰らった、その蹴りは大して痛くない。
永悟はそのままDを突き飛ばした。
再び走り出そうとしたその時にAに足を掴まれ前のめりに倒れる永悟。
そのまま永悟に覆い被さろうとするAとD。
転がって避ける。
同時に立ち上がる3人。
そのまま掴み合いに発展し永悟は千晶に近づく事が出来ずにいた。
「止めて!止めてよお願いだからぁ…」
葵は正三の腕を抱え泣きながら哀願した。
「邪魔すんじゃねぇよ!」
「きゃあ!」
肘を喰らわされる様に腕を振り解かれ倒れこんでしまう葵。
「おいアイツ押えてろ!」
言われるまま指示に従うC。
「お前は後で可愛がってやるよ。先ずはこっちからだ!」
「千晶ぃ…」
正三はナイフを取り出してBに抑えられてる千晶の頬にピタピタと当てた。
「騒ぐんじゃねぇぞ。言う通りにしねぇとコイツがお前に刺さっちゃうぞ」
涙をポロポロと零しながら顔を背け歯を食いしばる千晶。
普段は勝気な千晶も、この時ばかりは恐怖心から逃れられないでいた。
正三はナイフで千晶の下着を切ろうとする。だがワイヤーのせいで中々切れず、焦れて強引に上にずり上げた。
千晶の未発達な乳房が露になる。
「へへへへ、やっぱガキだな。でも美味そうじゃねぇか」
「嫌…嫌ぁ……」
羞恥心と屈辱感に苛まれ鳥肌が立ち涙と震えが止まらない。
「止めてぇーっ!」
泣きながら半狂乱になる葵。だが正三の耳には入らない。
「さぁて、どっちから頂こうとするか。へへへ」
正三の穢れた手が千晶の身体に触れようとしたその時
「うわっ眩しい!!」
一筋の矢の様な光が正三達を貫いた。
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