ネット小説☆女達のトラベリン・バス☆053

走り出す永悟の前にAが立ち塞がる。
「おめぇの相手は俺なんだよ!」
大きなモーションで永悟を殴ろうとするA。
だが永悟はそれを左腕でブロックし、反射的に右の拳を繰り出した。
Aの左上顎を捕らえAが尻餅を着く。
直後にDが蹴りを入れてきた。
身構える永悟。だが喰らった、その蹴りは大して痛くない。
永悟はそのままDを突き飛ばした。
再び走り出そうとしたその時にAに足を掴まれ前のめりに倒れる永悟。
そのまま永悟に覆い被さろうとするAとD。
転がって避ける。
同時に立ち上がる3人。
そのまま掴み合いに発展し永悟は千晶に近づく事が出来ずにいた。


「止めて!止めてよお願いだからぁ…」
葵は正三の腕を抱え泣きながら哀願した。
「邪魔すんじゃねぇよ!」
「きゃあ!」
肘を喰らわされる様に腕を振り解かれ倒れこんでしまう葵。
「おいアイツ押えてろ!」
言われるまま指示に従うC。
「お前は後で可愛がってやるよ。先ずはこっちからだ!」
「千晶ぃ…」
正三はナイフを取り出してBに抑えられてる千晶の頬にピタピタと当てた。
「騒ぐんじゃねぇぞ。言う通りにしねぇとコイツがお前に刺さっちゃうぞ」
涙をポロポロと零しながら顔を背け歯を食いしばる千晶。

普段は勝気な千晶も、この時ばかりは恐怖心から逃れられないでいた。


正三はナイフで千晶の下着を切ろうとする。だがワイヤーのせいで中々切れず、焦れて強引に上にずり上げた。

千晶の未発達な乳房が露になる。
「へへへへ、やっぱガキだな。でも美味そうじゃねぇか」
「嫌…嫌ぁ……」
羞恥心と屈辱感に苛まれ鳥肌が立ち涙と震えが止まらない。
「止めてぇーっ!」
泣きながら半狂乱になる葵。だが正三の耳には入らない。
「さぁて、どっちから頂こうとするか。へへへ」
正三の穢れた手が千晶の身体に触れようとしたその時


「うわっ眩しい!!」
一筋の矢の様な光が正三達を貫いた。

つづく

コメント

error: Content is protected !!
タイトルとURLをコピーしました