「今日とゆう今日は、きっちりケジメ着けてやんぞ」
「俺達をナメ腐った事を死ぬ程後悔させてやっからよ」
「土下座でもして許して欲しいってかぁ?」
「残念だったな。泣いて詫びたって許してやんねぇよ!」
と言ってゲラゲラと笑うAとD。
「オイ聞いてんのかよっ!?」
「ビビって口も利けなくなったのかぁ?」
二人が下らない御託を並べてる中、永悟の意識は千晶に向けられていた。
正確には千晶に近づこうとしている怪しげな男が、どうしても気になった。
「へっへっへ、楽しそうじゃねぇかよ」
下品な笑いを浮べながら品定めでもする様に千晶と葵を交互に繰り返し見る鴨川正三。
BとCは面倒臭い奴が来たと思いながらも愛想笑いを浮べていた。
「オイ、それ取れよ」
千晶の猿轡を取る様に命令する。
言われるままタオルを解くB。
「おぉ~結構、可愛いじゃねぇの!」
「な、何よアンタ…」
汚らわしい物でも見る様な眼差しの千晶。
「今日は俺がお前に色んな事を教えてやるよ」
「チョットそれ以上、近づかないでよ!」
「へへへへっ、照れんなよ」
嫌らしい微笑を浮かべ千晶に触れようと近づく正三。
「バッカじゃないの!気持ち悪いわね!どっか行ってよ!」
これには正三もカチンと来た。
「おいオイおいオイ!お前、自分の立場が分ってねぇんじゃねぇの?」
「何がよっ!」
「大人しくしてた方が身の為じゃねぇかぁ。女は素直じゃねぇと気持ちいいモンも痛いだけになっちゃうぜぇ」
意味不明な事を言いながら正三は千晶のスカートをめくり上げる。
「止めてよっ!!」
「っ痛ぇ!!」
抵抗する千晶の蹴りが正三の脛に当たる。
これに正三は逆上した。
「てめぇナメてんじゃねぇぞ!このガキャア!!」
正三は千晶のTシャツを掴み力任せに引き千切った。
「きゃあーーーーーーーっ!!」
「止めろーーーーーーーっ!!」
永悟は千晶の下へと走り出した。
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