女達のトラベリン・バス

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ネット小説☆女達のトラベリン・バス☆214

「乗った!」「私も!」「異論無し!」敏広、加奈子、賢治の3人は麻理子のお願いにあっさり同調した。「だけど問題は哲也さんだよな」「あの人なら断りゃしないだろ」敏広の言う通りYASHIMAの助っ人ドラマー柏田哲也も二つ返事でこの話に乗ってきた。...
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ネット小説☆女達のトラベリン・バス☆213

「まさか泣かれるとはなぁ……………」今年も帰宅組の敏広達は川崎駅へと向かう道すがらパーティーでの澄子の涙を思い出していた。「麻理子ちゃんも言ってたけど気にする様な事では無いよなぁ」「それを気にしてしまう人なんだろ。ある意味、澄子さんの人柄が...
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ネット小説☆女達のトラベリン・バス☆212

澄子の突然の号泣に言葉を失う仲間達。何人かは始め澄子が多くのお誘いが嬉しくて泣いているのかと思ったが、その様子はとても嬉しそうには見えなかった。「御免なさい……私………」尚も泣き続ける澄子。暫く重く切ない沈黙が続く。「本当に御免なさい。眞由...
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ネット小説☆女達のトラベリン・バス☆211

6月初頭、オフィシャルで発表された告知は日本全国のYAZAWAファンをガッカリさせた。ミスター・ギブソンの言ってた噂が現実となったのだ。2008年、矢沢永吉はアーティスト活動を1年間休業すると宣言。ニュー・アルバムも出さない。コンサート・ツ...
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ネット小説☆女達のトラベリン・バス☆210

春先になり雄一郎の2周忌を控えていると、また例の相続人達が個別で神崎宅に入れ替わり立ち替わり来る様になった。ただ、これは澄子側も予測済みで寺田兄弟を始め真純とその頼りになる後輩達の協力、また、その招かれざる客が来ると姿を隠してしまうミィの動...
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ネット小説☆女達のトラベリン・バス☆209

「まさか!いくら何でもそれはデマでしょう」と敏広。「俺も始めはそう思ったさ。だけど方々からそんな噂が入ってくるもんだから、どうにも気になってな」「方々と言っても、その噂のネタ元が一緒だったら同じ事でしょう?」と裕司。「俺がその辺を全く確認し...
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ネット小説☆女達のトラベリン・バス☆208

「ねぇねぇ澄子さん!」笑いが一段落した所で千晶が口を開く。「今年は武道館、私と一緒に行こうよ!私も今年からファン・クラブ入ったから私と一緒にSS席で観よっ!」「あら、私みたいな御婆さんと一緒でいいの?」「澄子さん全然御婆さんなんかじゃないよ...
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ネット小説☆女達のトラベリン・バス☆207

扉を開けると店内には既にいつもの仲間が揃っていた。「こんばんは」「いらっしゃいませ!」「澄子さん久しぶりーっ!」「明けましておめでとうございます!」いつもの陽気な雰囲気に澄子の表情も綻ぶ。皆に促され奥のソファへ腰掛けると隣に千晶が座ってきた...
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ネット小説☆女達のトラベリン・バス☆206

二月の第二土曜日。寺田徹と護の二人は澄子の要請で神崎宅に招かれていた。リビングにて大量の書類をテーブルに並べ各項目を一つ一つ確認していく。「御免なさいね。面倒をお掛けてして……」「とんでもない。これも仕事ですし」「それに専門分野ですから」全...
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ネット小説☆女達のトラベリン・バス☆205

病院の駐車場にシーマを滑り込ませると真純はキーを付けっぱなしのまま運転席から飛び出した。「真純さん、こっちです!!」救急の搬送口で叫ぶケイコの方に駆け寄る。「様子はどう?」息を切らせながら問う真純。「意識は無かったですけど心臓は止まってない...
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