女達のトラベリン・バス

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ネット小説☆女達のトラベリン・バス☆098

雅彦によって開花した裕司の才能。だがこの頃その才能を理解してたのは、その雅彦ただ一人だけであった。遊びの延長とはいえ日々のレッスンで着実に歌に対する自信と実力を付けてきた裕司。だが学校の音楽の授業の時「汐崎君、廻りの子達の歌が聞こえないから...
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ネット小説☆女達のトラベリン・バス☆097

裕司が、お兄ちゃんと呼ぶ汐崎雅彦は厳密には9歳上の従兄弟で癌が原因で物心ついた頃には視力を失ってしまっていた。だが、その影響か聴覚は非常に鋭く絶対音感の持ち主で4歳でピアノを始め6歳に成ると一度聴いた音楽の殆どをその場でピアノで再現出来る位...
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ネット小説☆女達のトラベリン・バス☆096

DMに向う前にランチという事で赤坂駅近くのコージーコーナーに立寄る裕司と麻理子。満席だったが2人が店に入ると同時に4人掛のテーブルが空いたので待たずに席に着く事が出来た。注文を済ませると麻理子が徐に口を開く。「ねぇ、裕司君、昔バンドやってた...
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ネット小説☆女達のトラベリン・バス☆095

廻りの視線が気になる。パルコ前から駅のホーム、そして京王線の車中と何故か周囲の、特に女性からの視線を感じて裕司は落ち着かなかった。「ねぇ、今日の俺、可笑しいかな?」と小声で麻理子に聞く。「えっ?何処も可笑しくないよ」「ホントに?」「うん。可...
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ネット小説☆女達のトラベリン・バス☆094

自宅に居る麻理子の携帯が鳴った。遥子からであった。「もしもし?」「麻理子、今、話しても平気?」「うん。大丈夫」「あのね、裕司君から伝言を預かってるんだけど急用が出来たらしくって明日の待ち合わせ時間を1時間、遅らせて欲しいんだって」「えっ?そ...
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ネット小説☆女達のトラベリン・バス☆093

翌日。Xデーの前日。最終的に11時に調布駅パルコの前で待ち合わせという事に決まり、この日も川崎のOYHにて裕司への最後のレクチャーが行われていた。「いいか?お前が楽しもうと思うな。あくまで主役は麻理子ちゃんだ。明日は1日、麻理子ちゃんの奴隷...
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ネット小説☆女達のトラベリン・バス☆092

Xデー(笑)の2日前。川崎のOYH。計画通り遥子に『急用』が出来、約束キャンセルのメールを送る。5分後、麻理子から了解の返信が届く。空かさず裕司が麻理子宛にメールを送る。とゆうより敏広達に添削されたメールを強制的に送らされる。裕司からのメー...
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ネット小説☆女達のトラベリン・バス☆091

「結局の所、麻理子ちゃんて、どんな男がタイプなの?」在る日の川崎Open Your Heartにて敏広が遥子に問う。「真面目な人って事は間違いないわね。それと意外に面食い」「一応、合格点じゃないか?」と賢治。「あぁ、それと、あの子きっと声フ...
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ネット小説☆女達のトラベリン・バス☆090

「あの、私、好きな人、居ますんで………」咄嗟に出た言葉であった。職場である総合病院の受付で今日も麻理子は、ある患者さんからしつこく男を売り込まれていた。麻理子は結構モテる。優しい顔立ちにスキだらけな雰囲気であるが故に外来の若い男の患者からし...
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ネット小説☆女達のトラベリン・バス☆089

「ありゃ医者でも草津の湯でも治らないって奴だな」「神崎さんもそう思いますか?」敏広の問いに頷く雄一郎。9月5日。東京国際フォーラムのロビーにてクラⅡ終了後、飲みに行くのを断って先に帰るとゆう裕司の背中を眺めつつ出た言葉である。裕司の麻理子に...
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