女達のトラベリン・バス

ネット小説

ネット小説☆女達のトラベリン・バス☆079

文化祭当日。体育館で8時からの開会式が終わると生徒会と文化祭の実行委員、文科系部員は蜂の巣を突付いた様に忙しなく散らばって行く。軽音楽部も例外では無く10時から体育館のステージで始まる軽音部主宰のライヴイベントの準備の為に1年生部員が慌しく...
ネット小説

ネット小説☆女達のトラベリン・バス☆078

翌日の日曜日。この日、本当は完全オフの予定だったのだが前日の興奮が冷めず気合入りまくりの3人は朝8時から賢治宅の物置でバンド練習に明け暮れた。9月とはいえ日中は、まだまだ暑く物置内は蒸し風呂状態で大型の扇風機を3台フル稼働にしても汗がダラダ...
ネット小説

ネット小説☆女達のトラベリン・バス☆077

「あの・・・今日は本当にありがとうございました!」コンサート終了後にお礼を述べる敏広達3人。「礼なら永ちゃんに言えって」「いや!でも今日は皆さんのお陰で楽しむ事が出来たって言うか・・・」「確かにお前等、凄い楽しんでたなぁ!」と笑うお兄さん方...
ネット小説

ネット小説☆女達のトラベリン・バス☆076

ドラマティックなイントロダクションに乗りながら大地を揺さぶる様な永ちゃんコールがリズムを刻む。クレイジーなギターソロとブルースハープが奏でる旋律がうねりを上げて風を切る。上手側から沢山の護衛に囲まれステージ前を横切ってゆく幾台ものリムジン。...
ネット小説

ネット小説☆女達のトラベリン・バス☆075

残暑厳しい、よく晴れた日だった。午後6時を廻っても空は青く、ギラつく様な日差しがスタジアム内に降り注ぐ。すり鉢上になった会場内を3塁側スタンドの中間辺りから見渡す敏広達。3人共コンサートは初めてでは無いが野外の、しかもスタジアムクラスのライ...
ネット小説

ネット小説☆女達のトラベリン・バス☆074

WOWOWの生中継でYAZAWAの洗礼を受けた3人は翌日になると音源収集の為に地元のCDショップに行ってみた。だが、そこには矢沢永吉のCDが殆ど置いてなく仕方が無いので渋谷まで出て、あらゆるCDショップをハシゴして有り金叩いてアルバムを買い...
ネット小説

ネット小説☆女達のトラベリン・バス☆073

Mr.ゴーンの練習は賢治の自宅にある元々は物置だったブロック塀の小屋を自分達で改築してスタジオ代りに利用していた。練習は不定期であったがテスト期間以外は、ほぼ毎日練習に明け暮れた。そして練習が終わると週3回は賢治の部屋でミーティング。ミーテ...
ネット小説

ネット小説☆女達のトラベリン・バス☆072

松岡敏広と汐崎裕司は小学校からの腐れ縁であった。1年生の時に地元、溝の口の少年サッカー・チームで知り合い家も近所だった為に早く打ち解けて、以来ずっと行動を共にしていた。中学になると裕司は当然の様にサッカー部に入るつもりでいたが運動部特有の上...
ネット小説

ネット小説☆女達のトラベリン・バス☆071

「私も今日はビール飲もうかな」「あら、珍しいじゃない」有楽町駅近くのビアホールにて麻理子の意外な言葉に少し驚く遥子。「だって永ちゃんも美味しいビール飲んで帰ってって言ってたし」年明けの頃までは矢沢さんと呼んでいたのに、いつの間にか麻理子も完...
ネット小説

ネット小説☆女達のトラベリン・バス☆070

第参章 愛の唄汐崎裕司は自宅の布団の中で悶々としていた。時は2004年9月3日。ヤザワ・クラッシックⅡの東京公演の初日。敏広から賢治、遥子、麻理子と飲みに行くとゆうメールが届くと言いようの無い嫉妬心の様な物が込み上げてきたのだ。「やっぱり行...
error: Content is protected !!