女達のトラベリン・バス

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ネット小説☆女達のトラベリン・バス☆234

敏広が控え室の扉を開け、全員が中に入ると携帯の着信音が一斉に鳴り響いた。「おおっとぉ!これはもしかして!?」各自メール・チェックをする。その内容は全て同一の物であった。「よっしゃ!プランBに変更だっ!」「そう来なくっちゃ!!」ハイ・タッチを...
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ネット小説☆女達のトラベリン・バス☆233

それは奇跡的な光景であった。殆どの観客が身じろぎ一つせず裕司の唄とYASHIMAの演奏に聴き入り、控え室では琴音とサギ高吹奏楽部員達もモニター画面に釘付けとなっていた。また、音効さんや会場関係者も、その場で立ち尽くす様にステージを眺め、それ...
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ネット小説☆女達のトラベリン・バス☆232

ある日の、当時は社宅の一室であった神崎宅「なぁ裕司!ウチの女房は最高だろう!そう思わんかぁ!?」また、いつもの展開だと苦笑する裕司。「えぇ本当に」だがそれも事実。二人で飲んでる時、雄一郎が酒に酔うと大抵話題は奥さんの自慢話になる。「お前も早...
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ネット小説☆女達のトラベリン・バス☆231

約2ヶ月前「ホントに大丈夫か?」訝しげな表情の敏広。「保証は出来ないけど頑張るよ」「失敗したら全てが台無しに成るかもしれないぞ」「解ってる。でも、この曲だけは俺に弾かせて欲しい。いや、俺が弾くべきなんじゃないかと思えてならないんだ」「まぁ裕...
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ネット小説☆女達のトラベリン・バス☆230

2曲目が終わるとステージ上手側にスポットライトが当てられる。「よーこそぃらっしゃいどーもっ!!」バンマスの敏広によるYAZAWA風の挨拶に拍手と笑いが起こる。「12年ぶりにYASHIMA、オリジナル・メンバーでの完全復活です!」これには豊と...
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ネット小説☆女達のトラベリン・バス☆229

初っ端から物凄い盛り上がりの会場。嵐の様な歓声の中、マイクスタンドを片手に握り締めた裕司が客席全体をゆっくりと見渡す。《裕クン……………カッコいい》本物のロック・スターの様な風格を漂わせてる裕司に麻理子は、ついつい見惚れてしまう。歓声が落ち...
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ネット小説☆女達のトラベリン・バス☆228

麻理子が控え室から澄子達の居る2階席へと合流するのと、ほぼ同時に会場内の照明が落とされる。途端に永ちゃんコールが止み、一瞬の静寂の後に割れんばかりの拍手と歓声が響き渡ると会場全体を震わせる様なCの重低音がフェイド・インしてきた。やがてステー...
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ネット小説☆女達のトラベリン・バス☆227

前座であるサギ高吹奏楽部1年生による演奏が無事に終わり20分間の休憩に入る。第2部開演予定時間10分前になると、ようやく拳斗が客席に姿を現した。「ねぇ、寺田さんの話って何だったの?」と眞由美。「いや……………大した話じゃ無い」拳斗がこういう...
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ネット小説☆女達のトラベリン・バス☆226

《きゃあ~~~~~~~~~っ💕》柱の影に隠れながら麻理子は敏広と美由紀のキス・シーンを赤面しながらもガン観していた。《さっすが敏広!》《うんうん!!》裕司の呟きに賢治と加奈子も大きく頷く。《仲良き事は美しき哉》清純も一緒になって、その光景を...
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ネット小説☆女達のトラベリン・バス☆225

まさかの「愛の告白」に固まる敏広。一方、美由紀は恥かしそうに顔を赤らめ再び下を向いてしまう。「……あの頃…他に…………」美由紀が続ける「他に、どんな風にしてアンタに話しかければいいのか…判らなくて………それで……」気持ちを素直に伝えられない...
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