女達のトラベリン・バス

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ネット小説☆女達のトラベリン・バス☆128

よりによって『母』に主役の座を奪われた愛美と洋助。だが、楽しければオッケーとゆう感覚の二人はその盛り上がりの輪の中に自ら身を投じる。麻理子と遥子は輪にこそ加わらなかったがテーブルに着いたままその光景を楽しんでいた。「こんな披露宴、前代未聞よ...
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ネット小説☆女達のトラベリン・バス☆127

宴も佳境に入ってくると洋助父の様子がおかしくなってきた。口を開いたり閉じたり唇を繁盛に舐めだし右手を口元にやっては離してを繰り返し落ち着かない。「あんたぁ!アカンでぇ!」様子に気付いた洋助母が睨む。「そ、そない言うたかて、もう2ヶ月も我慢し...
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ネット小説☆女達のトラベリン・バス☆126

愛美と洋助の結婚式は9月中旬に品川神社にて互いの両親、親類だけで、ささやかに営まれた。だが同じ日の午後には真純が手配した品川駅前のホテルの大宴会場にて披露宴が行われ、そこでは対照的に多くの参列者が訪れ賑やかな物となった。麻理子はこの日の為に...
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ネット小説☆女達のトラベリン・バス☆125

話を聞き終えると麻理子は感動して泣いていた。里香もハンカチで目頭を押さえ遥子も珍しく瞳が潤んでいる。「いや、嫌だわもう!こっちが恥ずかしくなってくるじゃない!」3人の表情に柄にも無く照れまくる眞由美。「だって拳斗さん全然話してくれないから」...
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ネット小説☆女達のトラベリン・バス☆124

眞由美は拳斗の話を黙って横で聞いていた。「本当なら俺にそんな資格は無いのかもしれない。いや、無いだろう」ビールを一口飲む。「だが、それでも最後の審判を受けたくて此処に来たんだ。果たして運命が本当なのかどうか」そう言って拳斗は口を閉ざした。暫...
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ネット小説☆女達のトラベリン・バス☆123

妻は拳斗に慰謝料を請求する事も無く二人は円満に離婚。除隊後、自衛隊の関連企業から幾つもの誘いがあったが拳斗はそれらを断り昔の空手仲間の一人と共同で川崎に警備会社を設立。始めは海外旅行に行く家庭の留守番や老夫婦宅の犬の散歩等、便利屋みたいな仕...
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ネット小説☆女達のトラベリン・バス☆122

あの頃、拳斗は眞由美との結婚を一度は本気で考えた。だが眞由美と出逢う前から決めていた進路を変えるつもりも無かった。自衛隊。いくら平和な時代とは言え、そこには必ず『死』が付き纏う。例え平時でも訓練中等に命を落とす事も充分有り得るのだ。いつ死ん...
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ネット小説☆女達のトラベリン・バス☆121

思い掛けない来訪者に初めて出逢った頃の様に胸が高鳴る眞由美。(BGMは♪SORRY...)だがあの頃とは違う拳斗の風貌に自然と笑みが漏れた。「随分、太くなっちゃったのね」基本、筋肉太りなのだが痩せマッチョだった高校の頃に比べると身体のパーツ...
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ネット小説☆女達のトラベリン・バス☆120

拳斗と別れた翌日から抜け殻の様になった眞由美は自室に引き篭ったまま食事も取ろうとしなかった。家族も最初は鬼の撹乱と深く考えていなかったが3日目になると流石に心配になってくる。だが1週間後「まだまだやらなきゃいけない事、経験しなきゃならない事...
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ネット小説☆女達のトラベリン・バス☆119

眞由美の高校の卒業式の当日。同じ日に拳斗の横浦賀高校も卒業式であった。眞由美は卒業証書を受け取ると、そのまま式終了を待たず呼び止める教員を無視して退席。Z2を拳斗の所へと走らせる。この頃には、もう眞由美も大型免許を取得し兄もバイクを譲ってく...
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