女達のトラベリン・バス

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ネット小説☆女達のトラベリン・バス☆039

スニーカーに履き替える余裕まであった。<BGMは♪逃亡者>下駄箱に上履きを入れてる頃に4人組がドタドタと階段を下りてくる。先頭が自分を見つけた事を確認したら永悟は正門がある南へ向かって走り出した。「あっちに逃げやがった!」息切れしながら上履...
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ネット小説☆女達のトラベリン・バス☆038

「てめぇ、逃げんのかよ!」4人組の先頭を走る一人が叫ぶ。「待てコラァ!!」怒号を背中に永悟は人気の無い理科室等がある中央校舎に入って行った。週明け月曜日の放課後。永悟は拳斗から聞いた経験談を参考に、この日、自分なりの『戦い方』を実行してみた...
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ネット小説☆女達のトラベリン・バス☆037

宴が始まって1時間が経過した頃「そろそろ来る筈なんだけど」と真純。「誰かいらっしゃるんですか?」と里香。「うん」「えぇ?誰が?」と眞由美。どうやら眞由美も事前に聞いてない様だ。「来たら判るわ」何かニヤついている。その時「こんばんはー!」敏広...
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ネット小説☆女達のトラベリン・バス☆036

拳斗と永悟の会話は先ずは取り留めの無い雑談から始められた。その流れで永悟が話し易い雰囲気を作っていく。最終的には永悟の悩みや本音を打ち明けて貰うのが目的なのだが意外な程に永悟は早い段階で自分の素直な感情を拳斗にさらけ出し始めた。母親には話せ...
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ネット小説☆女達のトラベリン・バス☆035

約束の土曜日。里香は息子の永悟を連れて予定時間の7時きっかりにOpen Your Heartに訪れた。扉には『本日貸切』のプレートが掛かっている。扉を開けると♪ラスト・シーンが聴こえてきた。「いらっしゃい」「こんばんは。今日はヨロシクお願い...
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ネット小説☆女達のトラベリン・バス☆034

「そればっかりは周りには、どうする事も出来ないわね」「ほうでふな(そうですな)。ふひでひってやめはへられるようなはんたんなほとではほまへんはら(口で言って止めさせられる様な簡単な事ではおまへんから)」鼻血を止める為にティッシュが詰まっている...
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ネット小説☆女達のトラベリン・バス☆033

里香の息子、神園永悟は華奢な身体つきだが身長175cmと中学生にしては高身長であった為に普通にしていても目立つので、それだけで上級生から目を付けられてしまっていた。性格は良く言えば温和。悪く言えば小心者で根暗では無いが何に対しても消極的な所...
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ネット小説☆女達のトラベリン・バス☆032

「何で大阪より遥々来たのに、いいちこ飲まされにゃあ、ならんですの」「あら要らないの」グラスを下げようとする眞由美。「あわわわわっ!判りましたわかりました!」洋助は慌ててグラスを両手で握りグビッと一口飲んだ。「ホンマ姐さんには敵いまへんわ」「...
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ネット小説☆女達のトラベリン・バス☆031

「麗しき女の友情ですか。いいもんですなぁ~」他に誰も居ない筈の店内で男の声が聞こえてきたので里香は口から心臓が飛び出しそうになる程にビックリ仰天した。「どっから入ってきたのよ?」眞由美は大して驚きもせず平然と声の主に問う。「非常口からですぅ...
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ネット小説☆女達のトラベリン・バス☆030

店の向かい側の歩道にまで来てはみたが、どうすればいいものか。自分が憶えていても相手は憶えてないかもしれない。だとしたら何と言って話しを切り出せばいいのか。それに万が一、間違い、つまりあの時の恩人とは別人だとしたら?何せネットの書き込みでは事...
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